OISE STONEおいせいし
おしらいしとは
伊勢神宮御正殿の周りには、瑞垣・内玉垣・外玉垣・板垣と四重の垣根がめぐらせれています。
この垣のうち「内玉垣」より内側と、神様の正面の前には、より神聖な場所として”清浄”を意味する白い石が敷き詰められます。
白い石が敷かれたご神域は、その無垢で清らかな美しさが特に際立ちます。
伊勢神宮の敷地にはこの宮川で採れる「白石」と、黒色の「清石」の2種類。
「御白石」と呼ばれるのは、伊勢の中でも唯一宮川で採れた石のみなのです。
宮川の白石である理由は諸説ありますが、宮川というのはかつて「豊受大神宮の御祓川」と呼ばれており、清らかな宮川は古来から伊勢の神域へと続く「神の川」として人々から畏敬の念を抱かれ、また愛され、この伊勢という地域と共に在りました。
清浄な神域内に引き入れるのは、その宮川で採れた穢れのない白石だからという説もあります。
伊勢神宮式年遷宮に深く関わる
清らかな「御白石」
この地には多くの神話が伝わり、その一つ一つが伊勢の神秘を彩っています。
そして、伊勢の中心であり、日本人の心のふるさととして古くから親しまれている伊勢神宮。
200年もの前、江戸の頃には「一生に一度はお伊勢参り」と、人々は憧れと崇敬の心を持ち伊勢路を歩きました。
多くの人々が集い、祈り、古より人々を惹きつけてやまない場所が伊勢神宮。
伊勢神宮には、125社からなる摂社・末社・所管社があり、ひとつひとつが私たちにかつての伊勢の情景、そして祈りの物語を語りかけてくれます。
1300年から長きに渡り続いている歴史上でも重要な意味を持つ「式年遷宮」は、古い物を新しくして永遠を保っていく「常若(とこわか)の思想」を元に、神様を新しい神域にお迎えする重要な神事です。
また、それとと同時に、職人による建築技術や伝統、文化を次代に継承していく、歴史上でも重要な意義を持っている神事なのです。
20年に1度行われる式年遷宮ですが、実は30幾つもの行事から構成されていることをご存知でしょうか。
そのひとつが、宮川流域から御白石を神域内へ奉献する行事「御白石持(おしらいしもち)行事」なのです。
MIYAGAWA伊勢神宮と深く関係する宮川
「おいせいし」は「神の川」と呼ばれた宮川の御白石と同じく石英系の石。
宮川の清流のような美しさと神秘性を持っており、伊勢神宮と密接な関わりを持つ”神の川”
宮川から採れる白石で作られています。
おいせいしの清らかな”白”は、心を浄化し、新たな可能性を秘めた色であり、白は「浄化・リセット」を象徴する色でもあります。
伊勢の地、新たな生命、
巡り巡る伊勢神宮と宮川
先人たちの技術、思想、智恵、そして数多くの尊きものを次世代に伝え続ける式年遷宮。この儀式を通じて、新たな神殿が建て替えられることで、古来からの建築技術が継承されるだけでなく、日本の伝統文化や信仰が息づき続けます。常若の思想に基づき、永遠に新しさを保つことで、伊勢神宮の神聖な空間は常に浄化され、清らかさを保ち続けます。
この伊勢神宮と深く結びついている宮川は、三重県と奈良県の県境にある大台ケ原山系を源とし、山間部を流れて伊勢平野を潤し、やがて伊勢湾へと注ぎ込みます。
古くからこの河川は伊勢神宮の参拝者の渡しとして、また造船や流通など、多くの人々と物資を運び、神宮と共に成長し伊勢の歴史をめぐってきました。
その宮川から採集された白石は、神領民の手により新たな神域へと運ばれ、輝き続けます。
この白石、すなわち御白石には、伊勢の地、新たな生命、そして巡り巡る伊勢神宮と宮川との深い関係が込められています。
常に新しさを保ち続けることで、永遠の命と清浄を象徴するこの石は、伊勢神宮の聖域を浄化し、その神聖さを一層際立たせています。
こうして、伊勢神宮、宮川、そして御白石を通じ、永遠に新しく未来へと受け継がれていくのです。
そんな宮川で採集された常若の精神が宿る石を「おいせいし」と名付けました。
OISE株式会社おいせ
日本が持つ「本物」の魅力を活かし、
誰しもが楽しめるコンテンツへと変換し国内・世界へ。を掲げています。
ISE CITY万物活性化の街
古来より神都と呼ばれ、“万物活性化の街”として名高い伊勢市を拠点とし、「本物」の魅力や文化を発信、それにより生まれる交流を促進させるアクティベーション(活性化)カンパニーです。